弔い(お経の意味) チベット仏教解説からの確認

私たちが「お経」をお坊さんにあげてもらうの意味が
「チベット仏教」の解説に書いてありましたのでご紹介します。

初七日などは、「あの世に迷わず進める」為のもの・・・

と言う認識が在りましたが

もっと「具体的」に書いてあったので

「成程」、と思いました。



よく死後「光明」に導かれる と言います。




それはチベット仏教でいうとチカエ・バルド(死の瞬間のバルド)の瞬間だそうです。
 
 →   生命の本性であるまばゆい光が現れる との事です。

高野山の真言宗のお坊さんの「解説」がありましたのでまとめてみました。

 引用 : 大師教会金剛支部  参考:原典訳「チベット死者の書」川崎信定訳



● 死者は死後に五感である視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚を徐々に失くして行くそうですが
→ 聴覚は死後も機能し続けるとされるため、我が国でも真言宗、曹洞宗などで枕経として死後「お経」が読まれます。


● 我が国での枕経は、死者の書としての作法ではなく、死者の唇に水を含ませるための椀や脱脂綿、シキミ、一膳飯、そして本尊となる不動明王を祀り拝みます。


●  我が国では死者を解脱させるという要素より、あの世に旅立たせるための儀式として、呪術や祭祀の傾向が最も強い真言宗が枕経を行うことが多いのです。





「チベット死者の書」要約


◆ 「生命の風」(ルン)と呼ばれる「意識」が体の中にある時を「生」
◆ 「生命の風」(ルン)と呼ばれる「意識」が外に出てしまった肉体を「死」
◆  死んで次の生を受けるまでの間の「意識」を「中有」(バルド)

→ 「意識」は不滅であることを説きます。



「解脱とは?」

◆ 解脱とは欲望の源である全ての煩悩から離脱して、輪廻転生の無い絶対的な安楽の世界で仏になること。

→ 釈迦は現世で修行の結果として解脱して仏になりましたが、仏教の最終的な目標は仏になることであり、解脱することです。

※ しかしながら解脱するには過去世での功徳の積み重ねと現世での高度な修行が必要なので、誰もが簡単に出来るようなことではありません。

 しかしチベット死者の書では死者に対してまず最初に解脱するように説いています。


「輪廻転生とは?」

輪廻転生とは地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人間、天の六つの世界である六道を・・・
 → 生まれ変わり死に変わりを繰り返すことを輪廻転生と言います。

※ 過去世での行いと現世を生きている時の行いの善悪の結果によって次の生まれ先が決まると言われます。

※ チベット死者の書では仏教の目標としての解脱が叶わなかった場合に、「次なる手段として輪廻転生での良い生まれ変わり」が実現するよう説いています。


「三つのバルド」

※ チベット死者の書では三つのバルド(中有)を説きます。

◆ チカエ・バルド(死の瞬間のバルド)…生命の本性であるまばゆい光が現れる。

◆ チョエニ・バルド(心の本体のバルド)…最初の七日に寂静尊が四十八体、次の七日に憤怒尊が五十二体現れる。

◆ シパ・バルド(再生のバルド)…六道の薄明かりが現れ、良い世界への輪廻転生を目指す。


<チカエ・バルド>

1, 死者の死後、高度な悟りを得た人は一日目で寂静尊が現れます。一般の人には叶わぬと言われ、八日目からは忿怒尊が現れて死者を恐怖の底に突き落とします。

2, 心の現出である光明の本体を悟ることが出来れば「生命の風」は中枢脈管を通って脳天のブラフマンの孔を経路として体外に出て「解脱」し、これがチベット密教における最高の死です。

 ※ 一般人は期待出来ないので、生命の風はブラフマンの孔から出ることが出来ずにやがて逆流して次の段階に進みます。

3, ブラフマンの孔から抜け出すことを失敗した「生命の風」は中央脈管から左右いずれかの脈管に逆流して鼻、口、性器などから外に流れ出し、死者は意識が「明るい道に出たような第二の光明」を経験します。

 ※ この段階では何が起こったのか意識がない「死の瞬間の中有」(チカエ・バルド)と呼ばれ、死者は周囲にいる家族や親族が見える状態になりますが交信はできません。

 ※ この状態であっても師僧の正しい導きと自ら本来持っている叡智が覚醒することがあれば解脱出来るのですが、うまくいかなければ次の段階であるチョエニ・バルド(心の本体のバルド)に進みます。


バルドゥ(中有)の状態にある死者はこの幻覚を見て激しく恐れ、錯乱するため、・・・

→ 覚醒させ解脱へと導くために経を読み聞かせるそうです。



その後・・・


第三の光明 死後の意成身

死者はやがて仏教で言うところの「意成身」(いじょうしん)を獲得し、自分の身体が建物や山、岩をも通り抜け、思った所に一瞬の内に到達できる能力を発揮するようになるそうです。


※ この時期には音響と色彩と光明の三つの現出があって、死者は恐怖と畏怖と戦慄の三つの作用で失神してしまいます。


まとめ :

※ 死者は、死後の世界に出てくる一切の物が「幻影」であることに覚醒し、「現れて来る物が何であっても、自分自身の意識の投影したものである」ことを覚り


→  「これらが中有の現出」であることを意識し、成仏を目指さなければいけないと説いています。

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